養育費の不払い。不都合な3つの言い訳 - 養育費を払ってもらうには

養育費の不払い。不都合な3つの言い訳
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養育費の不払い。不都合な3つの言い訳

「考えても見てください。それまできちんと振り込まれていた養育費が、銀行で通帳記入すると入金されていませんでした。何かの手違いで振り込みが遅れたのだろう、とその時は気にも留めませんでしたが、それが養育費の不払いの始まりだったんです」。
そのようにあの日を振り返る女性は、悔しさをにじませます。
急いで元夫に電話すると、「現在、この電話は使われておりません」と機械の音声。
一瞬、パニックになったそうです。「子どもの将来のために、養育費を支払うのは親の務めでしょう! 絶対、許せない!」と怒ってみても、姿をくらませた元夫の手がかりは見つけられませんでした。

5年に一度の調査を行っている厚生労働省の統計によると、離婚時に養育費の支払いを約束しながら不払いの男性は、ナント8割にも達するそうです。
養育費を払わない理由は3つあると考えられます。

一つ目の理由は、養育費を払うことを納得していないこと。
話し合いであれ、家庭裁判所の調停であれ、男性側は子どものために養育費を払うべきことには同意しましたが、親権が妻側にあり、一緒に暮らせないのにお金だけ出さねばならないことに潜在的な不満を抱いているのです。
その憤懣が限界を超えると養育費の不払いとなります。

第二の理由はお金を払える状態でなくなったこと。
浮気などの理由で離婚となった場合、慰謝料や財産分与などで多額のお金が妻側に支払わなくてはなりませんが、貯金を切り崩したり親に借金したりして、手元にはほとんど余分なお金がない状態に陥ります。
ストレスで体調を崩したり、働く意欲がなくなって会社を辞めることも多々あり、益々、経済は切迫してきます。
「自分が飯を食うのもやっとなのに、養育費まで手が回らない」ということで、なし崩し的に支払いがストップするケースがあります。
養育費の不払いの理由として最も多いのが、この経済的理由というものでした。

第三の理由は、男性側の環境が変化したことが挙げられます。
よくあるのが新しい恋人ができた、再婚したというものです。
子どもへの愛情はあるのですが、いつまでも過去を引きずるのではなく、新しい未来に向けて今の家族を大切にしたいと考え始めるのです。
しかし、これらは自分勝手な言い訳にしかすぎません。
養育費の支払いは親の責務であり、どんな理由があっても免れることができない義務であることを認識し、真剣に取り組む必要があると言えます。