養育費の延滞。利息がつくの? - 養育費を払ってもらうには

養育費の延滞。利息がつくの?
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養育費の延滞。利息がつくの?

銀行などからお金を借りたりローンを取り決めたりした場合、返済が滞り延滞すると遅延金が発生しますよね。
それと同じで、養育費の延滞にも利息がつくことはご存知ですか?
ほとんどの方が遅延や延滞による損害金についての認識がなく、離婚を協議する際にも養育費の金額やいつまでという期限などは話し合いますが、遅延損害金についてはスルーするケースが多いのではないでしょうか。

ちょっと難しい話になりますが、民法419条には次のような記載がありますので引用します。
『金銭の給付を目的とする債務の不履行について、その損害賠償の額は、法定利率によって定める。損害賠償については、債権者は、損害の証明をすることを要しない』。
簡単に言うと、お金を支払う側は支払いが遅れると法定利率、すなわち5%を限度とした利息を払わなければならないということです。

ここで注意すべき点は、養育費の支払いでよくあるパターンは滞納から不払いへと移行する危険性があることです。
言い換えると、遅延が出そうならそれを許さないという態度が必要です。
その意味で、遅延にはそれなりのペナルティが課せられるというプレッシャーを相手に与えることは有効といえるでしょう。
余談ですが、離婚後に一番多いトラブルは、養育費の不払いだそうです。

家庭裁判所で調停離婚する場合は、養育費をどうするかということを決めるだけでなく、調停条項に遅延金のことを含めておくことは肝心です。
調停でそこまで配慮されることは少ないので、親権者の方から申し入れることも必要でしょう。
とはいえ、遅延損害金については、条項で取り決めがなくても生きていますから、該当する場合には臆せずに請求するようにしましょう。

離婚調停で決めたことがきちんと守られなくても、「少しぐらいはいいか」と甘く考えていると相手もルーズになり勝ちですから、緊張感をもって取り組むようにしてください。
子どもには教育を受ける権利や幸せに暮らす権利があります。
養育費はその扉を開けるためのカギなのです。